HSPは「ひといちばい繊細な気質」を持っているので、生きづらさを感じることも多く、恋愛となればなおさらです。
HSPだと幸せな恋愛はできないんじゃないか?と不安な方も多いはず。
私もHSPなのですが、それを自分で理解していなかったせいで、ツラい恋愛を繰り返していたんだなと気づきました。
でもツラいばかりでは決してありません。今は理想の夫と出会い、とても幸せです。
この記事でわかること
- 前置き:HSPとはどんな人?
- HSPの恋愛傾向
- HSPの恋人選びのポイント3つ
- HSPが幸せな恋愛をするためのコツ
前置き:HSPとはどんな人?
ご存知の方も多いかもしれませんが、最初にHSPについて少し触れておきます。
アーロン博士によると、HSPには「DOES(ダス)」と名付けた4つの特性があるのだそう。
HSPの特性
- 【Depth of processing】
考え方が複雑で、深く考えてから行動する - 【Overstimulation】
刺激に敏感で疲れやすい - 【Empathy and emotional responsiveness】
人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい - 【Sensitivity to subtleties】
あらゆる感覚がするどい
この4つ全て当てはまる人がHSPという定義があります。
ざっくりまとめると、「繊細な人」という感じですね。
統計的には人口の15%~20%ほど、5人に1人がHSPに当てはまるのだそうですですが、これを聞いて意外に多いんだな、と思った人もいるのではないでしょうか?
HSPは決して病気ではないのですが、生まれ持った気質なので生涯変わることはないそうです。
HSPの恋愛傾向3つ
HSPの恋愛傾向を、私の経験を元にピックアップしてみました。
HSPの恋愛傾向
- 尽くしすぎて疲れてしまう
- 些細なこともネガティブに考えがち
- 良くも悪くも相手に左右されやすい
これでは「幸せな恋愛ができないのではないか?」と不安になるのも当然ですね。
1つずつ詳しく説明していきます。
尽くしすぎて疲れてしまう
HSPは共感能力が高いと言われていますが、相手のちょっとした仕草や表情から深い感情を敏感に察します。
笑顔で喜んでいるように見えても、本心から喜んでいない場合、それがなんとなく分かってしまったり。
そんな時に「私はあなたの気持ち分かるよ!なんとかしてあげないと!」などと思ってしまい、尽くしてしまいたくなってしまうんですよね。
付き合った当初はそれで良くても、次第に疲れて限界がきてしまいます。
そのうち「自分」がなくなり、相手に依存してツラい恋愛になってしまうことも少なくありません。
些細なこともネガティブに考えがち
HSPの特徴である「一を聞いて、十のことを想像して、考えられる」というのが、恋愛では裏目に出ることがあります。
例えばLINEの返信が遅いと「何か嫌なこと言っちゃったかな?」「事故にでも逢ってないかな」など、様々な方向から想像して考えすぎてしまったり。
実際はなんてことないことなのに、勝手にネガティブになることも多いです。
良くも悪くも相手に左右されやすい
女性は付き合う男性によって人生が変わるとも言われていますが、HSPは特に彼氏の影響を受けやすいです。
共感能力が高いがゆえに、彼が仕事でツラいことがあってイライラしていたりすると、こちらまでそれが伝わってきて体調を崩すこともあります。
なんでも自分ごとのように感じてしまうHSPなので、彼がメンヘラだったり怒りっぽい性格だと、かなり悪影響を受けてしまうのではないかと思います。(私はそうでした)
相手との境界線が曖昧になり他人軸になりやすいHSPは、一緒にいる人を慎重に選ぶ必要がありますね。
HSPの恋人選びのポイント3つ
HSPの人が幸せな恋愛をするには、相手選びが最も重要です。
こんな人が彼氏だと、ストレスなく過ごせると思います。
HSPにおすすめの恋人の特徴
- メンタルが安定してる人
- 一緒にいて自分をさらけだせる人
- 問題が起きた時に歩み寄ってくれる人
メンタルが安定してる人
ちょっとやそっとのことで落ち込んだりしないような、メンタルが安定している人だと最高です。
彼のメンタルが安定していれば悪影響を受けなくてすみますし、自分が色々考えすぎてネガティブになった時も助けになってくれます。
なかでも個人的におすすめなのは、筋トレをしている男性。
筋トレはメンタル強化にも良いとされていて、経営者なども積極的に取り組んでいますよね。
私の夫も筋トレが趣味なのですが、テストステロンという幸せホルモンが分泌しているせいなのか、いつも前向きで落ち込んだりしないので、かなり助かってます。
参考までに、興味のある方は「筋トレ男子との恋愛はどんな感じ?彼氏にするメリット・デメリット」を読んでみてください。
一緒にいて自分をさらけだせる人
相手の顔色を伺ってしまったり気を使いすぎてしまうHSPなので、素をさらけ出せる男性だと居心地が良いですよ。
人と接するだけで疲れてしまうHSPは、日常生活でストレスがたまりがち…
もし彼と同棲した時に素を出せないと、安らげる場所がなく窮屈に感じると思います。
一緒にいる時に無言でも気にならないような、自然体でいられる人がおすすめです。
問題が起きた時に歩み寄ってくれる人
HSPは人混みが苦手だったりタバコの臭いで具合が悪くなってしまったり、通常の人では考えられないようなことも起こってくるので、それを理解してくれないと悲しくなってしまいますよね…。
完全に理解してもらうのは難しいですが、問題ときちんと向き合ってくれる男性だと安心です。
自分の価値観ではありえないことでも、相手を理解しようと歩み寄ってくれる人だと良い関係性が築けると思います。
HSPが幸せな恋愛をするためのコツ
HSPの恋愛は相手選びも大切ですが、自分でも幸せになるために出来ることはあります。
HSPが幸せな恋愛をするためのコツ
- HSPの性質をきちんと理解すること
- 決して無理をしないこと
HSPの性質をきちんと理解すること
まずは自分がHSPだと自覚し、きちんと性質を理解することが大切です。
どうしても繊細さをネガティブに捉えがちですが、冒頭でもお伝えした通り5人に1人がこのHSPに当てはまり、決して特別ではないということをぜひ覚えておいていただきたいです。
芸能人でいうと、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんもご自身でHSPだと公表していますが、身近に仲間がいると思うと少し安心しませんか?←芸能人は身近ではないですが。笑
自分をきちんと認めてあげることで自己肯定感も上がり、幸せな恋愛ができるようになりますよ。
ベストセラーになっていて有名なので、すでにご存知かもしれませんが、HSP専門カウンセラーの武田友紀先生の本を読むと自己理解が深まるはずです。
こちらは幸せを感じるためのコツが書かれています。
一度コツをつかんでしまうと、恋愛だけではなく人生がラクに生きやすくなると思います。
決して無理をしないこと
辛くなったら無理をしないことも大切です。
ツラい時は彼にも伝えたほうがいいですし、そこで雑な態度をされるなら一緒にいるべき人ではないのかも。
無理をしていては、せっかくの楽しい恋愛もうまくいかなくなってしまいますので、自分でしっかりケアをしていきましょう!
ストレス解消やメンタルケアの方法を、下記にまとめているので、こちらも参考にしてみてください。
HSPは幸せな恋愛ができない?→答えはNO
HSPは幸せな恋愛ができないのでは?と思いがちですが、それは間違い!
確かにHSPならではの特性から恋愛をこじらせやすいのは確かですが、相手選びさえ間違わなければ幸せな恋愛ができます。
HSPはモテないというわけではないですし、むしろどちらかというとモテる気質を持っていると思います。
なぜなら、相手の気持ちを汲み取るのが得意なので、相手にとって居心地のいい関係を築くことができるから。
私は夫に出会ってから本当に人生が変わりました。とても生きやすくなったという感じです。
次出会う人と結婚したいなぁと思っている方は、HSPが婚活を成功させるためのポイントと婚活方法【経験者が教える】の記事も参考にしてみてください♪